2011年8月23日火曜日

7/16 ツール・ド・石鎚の顛末2

夕方3時過ぎ、桜三里の最後のトンネルを越え、
ドライブイン、けったいな骨董屋?
を越えたところで、
なぜか、歩道が目に入った。

車道をいくと確信したが、
当日はLOOKのマウンテンバイクだったので、
一瞬迷って、歩道に入ってしまった。
何を思ったか。。

少し走ると、左から叢が3/4くらい大きくせり出す。
そこをよけたつもりだが、
次の瞬間、
右肘、頭から落車。

何が何だかわからないまま
立ち上がり、身体チェック。

先ず、本能的に頭のダメージをチェック。
転倒時、頭は痛くなかったと、思い出す。

次は右肘。
見ると、血がぼたぼた。

その時は、深い傷やな、と思い
曲げ伸ばしすると、白っぽいものが出たりへっこんだり。

曲げ伸ばしできるので、このまま帰ろうかなと
考えた。

が、後のことを考えると、オーソドックスに
救急車呼んで、処置してもらおうと冷静に判断。

119番。
「今、どこですか?」
「わかりません。桜三里の骨董屋過ぎたところ」
「何か周りにないですか?」
「何もありません」
「変電所ないですか?」
「それらしいものはあります」
ということで、
救急車到着。

でも、救急車ですら駐停車できない。
そんな場所。

少し離れたところに、しかも反対車線に救急車が駐停車。
そこから乗務員3人が国道をひやひやで渡り、
到着。
首輪?をはめられ、腕を固定。

歩道と車道間のガードレールを跨がされ、
「はい、渡りますよ!走れますか?」
ってあいず。
でも、大型トレーラーが接近し、
「待て待て!まだや!」
とか、高速道路の横断みたいな状態。

救急車で水洗浄。とりあえず走り出し、搬送先の交渉。
松山市内までいくとか。

西条、新居浜に行ってくれと言いたかったが、
ここはあえてだまって。
あと、数百メートル西条よりであれば、搬送先は西条だったろう。。

東温市消防本部さん。
みなさんには大変お世話になりました。
結果的に、最後まで命を張ったうえ、親切かつ丁寧に扱っていただきました。

松山市三番町の野本記念病院に搬入され、
局所麻酔でブラッシング、消毒。仮縫合。

先生とかかりつけの住友別子病院への紹介状をかいてもらうことで
双方の思惑が一致し合意。

支払は保険書不携帯のため100%の3万円強。
カードで支払う。後日清算予定。

待合室で、インナー、ビブ、右手三角巾姿、ヘルメットなどビニール袋ぶらさげ
姿に一般患者は目を真ん丸。
警察から呼び出しの電話なる。
「新居浜にもどるんやったら、途中寄ってください」
やて。

この姿で松山市内に放り出され、
病院近所の薬局で抗生物質や痛みどめを処方され、
ここも100%で約4000円現金支出。

いつも2万円もって走ってるので、
1万5千円強残金。

タクシー捕まえ、
「先ずは、警察まで行ってください。」
と行ってもらう。

救急車から通報あったため、所轄警察交通課ご担当者は、事故現場を見に行かれたらしい。
「自転車ありました。現場の路面に血肉がありました。現場に間違いありません。
ひっかけたつるもあり、つるの皮が大きくむけてました。
あのつるの叢はひどいは。自転車は現場に置いてます!!??。」
と。
さらに調書も取られた。

タクシーにはあらかじめ、警察署に待ってもらっており、
さっそく交渉。
「カード使えます?」
「松山のタクシーは使えません。」
「なんぼで新居浜まで行ける?」
「1万5千円もあれば行けると思う」
「今、1万5千円ある(現金を見せながら)。これで行ってもらえませんか?」
「わかりました。1万5千円になったら、メーター止めまわ。
それにしても、えらい目にあいましたな。」

途中で、
「事故現場寄ってください。」
「いいですよ」
「自転車積んでもらいたいので、コンビにで
ビニール袋買います。車輪など積んでもらわなあかんので」

途中のコンビニで、店長が、
「えらい目にあいましたね!!」
「この格好ひどいやろ。。えらい目にあいましたは!」

桜三里の現場到着。もう夕方7時半ころ。
暗かった。

自転車発見。

ところが、すでに、ハンドルひっかけた弦の叢が
業者に伐採されており、その業者が仕事を終え帰るところ。。。
後は、何事も無かったように、歩道はきれいな状態になっていた。
今日、ここで転んだんは、いったいなんだったんだろうか???

何が何だかわからず、
自転車を回収。
タクシーにもどり、
片腕が折れてぶらぶらな三角巾状態でありながら、痛みも忘れ、前後輪をはずし、
ビニールをかぶせ、タクシーの後部座席に放り込む。
フレームはタクシーのトランクに放り込む。
火事場のバカ力的行動。。。

西条に向かう途中に、8時頃、OCHIさんに電話。
店じまいしてるでしょうが、30分くらいかかりますが、事情あって、
自転車預かってください。と。
いいですよっていつもの通り快諾。

タクシーを誘導し、OCHIさんに到着。
自転車、ホイールをおろし、お店に
放り込む。ぶらぶらで、痛みも忘れ。
すぐに帰宅。

結局、13000円強で新居浜にだどりつき、
自転車無理やり乗せてもらったんで、
おつりは取っといてって1万5千円渡す。

部屋に戻り、身体拭いて、なぜか洗濯して、
つかれて就寝。

翌朝、右腕がごわごわ。
見ると、血や浸出液でベッドの身体の上半身、右側が
ピンク色の体液だらけ!!

右腕の包帯や三角巾の隙間からだらだら流れている。

別子病院の日曜休診に飛び込み、
当直の先生が、えらいことや!と、整形の先生を呼び出し、
いきなし緊急手術。
傷口を開き、感染防止のジェット洗浄実施。
即入院。

今日、たまたま、外来診察で、
当日の救急担当の看護婦さんとばったり。
「あー、あのときの。大変やったね。元気になったね!」
「おかげさまで」
こころも身体もはやいこと元気になりたいものやね。。


次のツール・ド・石鎚 いつから行けるようになるかな。。。